仕事を教えてもらえないと嘆くのは甘え?退職したいときに取るべき対処方法

仕事を教えてもらえず、かといって他の人に聞こうにも全員が忙しそうで、困っていませんか?

 

転職したばかりではわからないことだらけで、指導や質問への回答がないとろくに仕事ができないものです。けれど上司から「甘えだ」と指摘されれば、それ以上どうすることもできず、退職がよぎるかもしれません。

 

そこで、「仕事を教えてもらえないときの対処法」や「もう辞めたいと思ったときの退職の方法」について、紹介していきます。対策を立てて、辛い現状から抜け出しましょう。

 

仕事を教えてもらえないと嘆くのは甘え?教えてもらえない5つの原因

仕事を教えてもらえないと嘆くのは甘えではありません。働き始めたばかりでは、業務に係ることがわからず、教えてもらえないと仕事ができなくて当然だからです。

 

では、どうして会社では仕事を教えてもらえないのでしょうか?おもな5つの原因をお伝えしますね。

 

教育体制が整っていない

比較

1つ目は「教育体制が整っていない」からです。

 

教育体制が整っていない例

・新人研修がない
・業務マニュアルがない
・OJTがない
・教育係がいない
・独学指導で教え下手
・都度教育のため漏れが多い など

 

日本企業の9割が中小零細企業だと言われる中、しっかりと研修やマニュアルが揃っている会社はとても少ないです

 

軽く説明されただけですぐに業務をさせられるケースもあるでしょう。特にベンチャー企業では教育制度も未熟のため「わからないことがわからない」とパニックになるかもしれません。

 

新人が入ってきたらから教えようとしても、過去の記憶を頼りに先輩が試行錯誤で教えたり、漏れが多かったりなど、業務に支障が出ます。このように、そもそもの教育をする土台がなく、教えてもらえないケースは多いでしょう。

 

昭和な会社で教える風土がない

2つ目は「昭和な会社で教える風土がない」からです。

 

歴史のある会社や体育会系の会社では、「仕事は教わるものではない。技術は盗め」という風土も少なからずあります。丁寧に説明されることがなく、先輩や上司の仕事ぶりから業務内容を察し、動くように求められるのです。

 

「身ながら覚えろ、身体を動かせ」という考え方だからこそ、十分に業務を教えてくれるはずがありません。

 

このような社風の会社で仕事を覚えるためには、必死になって業務を見てマネをし、何度も間違えて、叱責されながら体に叩き込むしかないのです。

 

特に技術系の仕事や職人の多い仕事、たいいくかいけいのかいにはこの傾向が強く残っています。体育会系が合わない人、じっくり丁寧に教わりたい人には相性が悪く、即退職を検討してしまうかもしれません。

 

 

 

部署が忙しく十分に教える時間がない

時計

3つ目は「部署が忙しく十分に教える時間がない」からです。

 

部署が忙しく十分に教える時間がない例

・部署全体が忙しい
・みな忙しそうで聞きづらい
・聞いても「考えろ」と言われる
・みな自分のことに必死で放置される など

 

マニュアルのない会社の場合、受注件数が多くなったり、トラブルが発生したりすると、すぐに混乱します。部署全体が慌ただしく、みな忙しそうで、新人目線ではとても聞きにくいでしょう。

 

勇気を出して質問をしても「頭を使え」「忙しいんだ。まずは考えろ」と放置されてしまいます。

 

仕事を覚える意思があっても、忙しすぎて誰も取り合ってくれず、仕事を教えてもらえません。だんだんと虚しさや時間が経っても覚えられない自分に嫌気、ストレスが溜まるでしょう。

 

 

 

これぐらいわかるだろう、と認識されている

がっかり

4つ目は「これぐらいわかるだろう、と認識されている」からです。

 

新卒者ではなく、転職組に多い傾向があります。前職で同じ職務についていたり、キャリア採用者であったりすると、「これぐらいは言わなくてわかるだろう」と指導されないケースもあります。

 

確かに実績やキャリアがあれば、職務上の知識やスキルはあるでしょう。しかし、教えてもらわないと、そもそも仕事ができないこともあるものです。

 

会社ごとに違うことの例

・ファイリングのしかた
・データ保管のルール
・電話応対のしかた
・書類作成のルール など

 

いくら知識があっても、業務に必要なデータの保管場所や分類方法を教えてもらわないと、業務を開始できません。必要最低限のことも教えてもらえないと、仕事ができずに戸惑ってしまうでしょう。

 

メモを取っていない

書類

5つ目は「メモを取っていない」からです。

 

あなたは上司や先輩にお仕事を教えてもらうときに、必ずメモをしていますか?メモをしないと、教わってもすぐに忘れてしまい、何度も質問する羽目になります。

 

同じことを何度も教わるようだと「この人は覚える気がない」と判断され、以降は教えてくれなくなる可能性もあります。

 

たとえメモを取っていたとしても、教わるときにボーっとしていたり、指導してもらっているときに離席をしたりするようだと、教えたくない気分になるかもしれません。

 

教わる身である以上は、しっかりとメモを取り、礼儀正しく聞く姿勢が大事です。

 

 

 

先輩から仕事を教えてもらえないときの対処法

先輩や上司から仕事を教えてもらえずに、もやもやしているのなら、対処法を取りましょう。ここでは効果的な4つの方法をご紹介します。

 

メモをつねに持ち歩き、確認質問をする

1つ目は「メモをつねに持ち合わる気、確認質問をする」方法です。

 

あなたはふだんの仕事で確認質問をしていますか?理解したつもりでも、認識が異なっていて、指導されたとおりに行動できないこともあるものです。ぜひ確認質問を積極的にしましょう。

 

確認質問の例
  • ~との認識で合っていますか?
  • ~の場合はわかりましたが、××のときはどうしたらいいですか?
  • ○○ファイルを送るとのことですが、××に格納されているということですか?

 

「○○のことだろう」と思っていても、実際には異なることもあります。あるいは、認識ちがいや知識不足で、正しく理解ができていないこともあるかもしれません。

 

上司や先輩が忙しそうでも、同じ質問をしてしまう方が手間をかけます。1度目でしっかりメモを取り、認識があっているかを確かめて仕事をしましょう。

 

手が空いている時間を見計らって質問する

2つ目は「手が空いている時間を見計らって質問する」ことです。

 

忙しそうな先輩や上司に質問をするのは、案外勇気がいります。タイミング悪く質問をしても、「今忙しいから」「あとにして」と断られることも多いためです。

 

そこで、質問をするときには、聞きたい相手の手が空いているときを見計らいましょう。

 

最初のうちはタイミングをつかむのが困難かもしれません。しかし、よく観察していると、「昼食後すぐは、書類作業で誰とも会話をしていない」「16時を過ぎると提出書類を終えて、表情に余裕がありそう」などのパターンが見えてくることもあります。

 

聞きたい上司や先輩の行動パターンなどもメモをして、傾向を掴んでいき、タイミングよく聞けるように心がけましょう。

 

別の先輩や上司に質問をする

3つ目は「別の先輩や上司に質問をする」方法です。

 

教育係や指導員などがつく会社も多いですが、教育係意外に質問してはいけないルールはありません。教えてくれる人がつねに忙しそうなら、別の人に聞きましょう。

 

今はその業務をやっていない人であっても、勤めて長い先輩などはその業務に携わっていた経験があるかもしれません。柔軟な発想をすることで、サクッと分からないことが効けるようになることもあるでしょう。

 

放置され続けたら退職を考える

4つ目は「放置され続けたら退職を考える」方法です。

 

いくら職歴があったとしても、勤めたばかりの会社はわからないことの方が多いです。仕事を教えてもらえず、質問しても邪険にされるのなら、退職を考えてみましょう。

 

教育制度が十分でない会社、質問に答えないで放置する社風がある会社そのものが問題です。転職活動を着々と準備しつつ、退職に向けて行動し始めるのも1つの選択肢です。

 

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教えてもらえない会社を辞めたい。退職したいときの手続き

流れ

退職をしようと決意しても、上司が忙しすぎて面談に応じてくれなかったり、退職理由に迷ったりなど、脚が止まってしまう人もいるでしょう。そこで退職したいときの3ステップを紹介します。

 

退職したいときの3ステップ

1. 退職届を用意する
2. 上司に退職を告げる
3. 拒否されたら退職代行を利用する

 

まずは退職届を用意します。が迷うかもしれませんが「一身上の都合」「キャリアアップのため」などの抽象的な表現で構いません。

 

書き方で迷う方は、下記のテンプレートをそのまま使うのもアリでしょう。

 

 

続いて、上司との面談です。上司に面談の希望を出し、退職を伝えます。多くの会社は業務の引き継ぎなどを含め~2か月以内には退職できるでしょう。

 

しかし、なかには退職の取り付けまでに苦戦することもあります。

 

退職に苦戦する原因

・上司が忙しすぎて面談の予約ができない
・人手不足を理由に退職日が3か月以上先になる
・退職の説得をされて辞められない など

 

辞めたいのに辞められないのだとしたら、退職代行が効果的です。あなたの代わりに退職の移行を上司に告げ、めんどうな会社とのやり取りを代行し、退職を完了してくれます。

 

費用は掛かりますが、ノンストレスでの退職を実現されてくれて、すぐに転職に向けて動けるでしょう。退代行を選び基準は「実績数」と「運営年数」です。

 

実績が少なかったり、運営年数が浅かったりする会社に依頼すると、ノウハウが蓄積していないためトラブルに発展するリスクがあります。

 

円満かつ確実に辞めたいのなら、運営年数が長く、実績数の多い会社選びが肝心です。そこで、実績数と運営年数をもとにしたランキングにまとめました。ぜひ参考にしてください。

 

>>実績数と運営年数をもとにした退職代行ランキング

 

放置されて辛いなら退職もあり。転職も検討しよう

仕事を覚えようと意欲はあるのに、誰も教えてもらえずに放置される日々では、しだいに意欲も下がっていきます。質問しても邪険にされて、自分で考えろと言われても、必要最低限のことは教えてもらえないと、そもそも仕事ができないからです。

 

対策を打っても効果がなく、誰も教えてくれない状態が続くのなら、退職するのも1つの選択肢です。上司による引き留めや説得で苦戦するようなら、退職代行が効果的でしょう。

 

おすすめはニコイチです。退職代行の中でもっとも運営年数が長く、4.4万件以上と圧倒的な実績数があるからです。ニコイチではアフターフォローで転職支援もしているので、すぐに転職したい人にも良いでしょう。

 

LINEで無料相談もしているので、まずはさいしょの一歩を踏み出してみてください。次こそは、まともな会社に転職できますように。

 

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