男性社員が冷房で部署をキンキンに冷やしたり、お局様が節約で暖房をつけてくれなかったりと、寒い思いをしていませんか?
防寒対策を取っていても、自力でできることには限度があり、寒すぎる会社を辞めがっているかもしれませんね。一方で寒さを理由で辞めるなんて・・・と葛藤が生じる人もいることでしょう。
けれど、寒くて働き続けられないのも立派な退職理由。辞めることを決断してもいいのです。この記事では、葛藤しがちな「寒さで辞めてOKな5つの理由」や「上司に退職を告げる方法」をご紹介します。
無理せずに、あなたの心身にやさしい決断をしましょう。
もくじ
「会社が寒いから辞めたい」はOK!立派な退職理由になる
たかが寒いだけで辞めていいのかと不安な気持ちになるかもしれません。でも、会社が寒いから辞めたいというのも立派な退職理由です。
なぜなら快適な温度というのは、個人差がとても大きいからです。
新婚夫婦のささやかな衝突として「寝室の温度の寒さ―暑さの感じ方による差」の話を聞きます。愛し合う夫婦で擦れけんかに発展するくらい、「性別」「基礎代謝」「体質」「既往症」「育った環境」によっても、感じ方がちがうのです。
寒いと感じる人が悪いのではなく、暑いという人が悪いわけでもありません。けれども、体に合わないのに無理をしていると、風邪を引くだけの健康被害ではなく、重大な病気の引き金になることも。それだけ注意が必要なのです。
このあと具体的に、退職理由が「会社が寒いから」でOKな5つの理由をお伝えしますね。
退職理由が「会社が寒いから」でOKな5つの理由
「会社が寒い」という環境要因であっても、立派な退職理由になります。理由は5つあります。
- 寒い環境にずっといると、体調を崩すから
- 寒すぎてまともに仕事ができないから
- 寒さで重大疾患に発展するリスクがあるから
- 冷え性による不妊症に発展するリスクがあるから
- 従業員の健康を十分に考慮していない会社だから
事例や理由もこの後ご紹介しますね。
寒い環境にずっといると、体調を崩すから
1つ目の理由は「寒い環境にずっといると、体調を崩すから」です。
あなたは寒い日に出かけて、風邪を引いたことはありませんか?室内であっても、気温が低ければ、風邪を引くことはあります。
なぜなら寒さによって体温が低下することで、自己免疫が低下するからです。
一般的な風邪は、ライノウイルスに感染したことで起こります。ライノウイルスは体温よりやや低い32-33度ほどがもっとも盛んに細菌が繁殖します。
体温が下がることでライノウイルスへの免疫が弱まる
Ellen F. Foxman教授らの行った研究結果によると、寒い会社にずっと働き続ければ、体温が下がり、風邪を引きやすくなるのは必然なのです。
さらに、夏場にガンガンとクーラーで寒い部署では、別のリスクがあります。それが冷房病です。冷房病とは、おもに夏場のクーラーが原因で起こるさまざまな体調不良の総称で、クーラー病ともいいます。
冷房病は、外気温と室内気温が5度以上の環境で過ごすことで、自律神経系が乱れて、心身の不調が出ます。チェック項目を用意したので、セルフチェックしてみましょう。
・肩こりや首コリがある
・疲れがなかなか取れない
・手足や末端が冷える
・下痢や便秘になることが多い
・月経不順 など
もしあてはまるなら、心身への不調が出ています。早急に退職に向けて動き出しましょう。
寒すぎてまともに仕事ができないから
2つ目は「寒すぎてまともに仕事ができないから」です。
ブランケットやマフラー、厚手のタイツやヒートテックを着こんでも、寒いものは寒いです。手がかじかんで、キーボードを打つ手が遅くなったり、体の芯から冷えて何度もトイレに行ったりなど、ろくに仕事ができなくなります。
さらに寒い中働くと、仕事のパフォーマンスが低下します。なぜなら寒さによって筋肉が緊張状態となり、集中力が切れやすくなるからです。
コーネル大学のAlan Hedge教授らの行った研究結果によって、次のことが明らかになりました。
室温を20度から25度にすることで、タイピング エラーは 44 パーセント減少し、タイピング出力は 150 パーセント増加しました。(中略)温度をより快適な温熱ゾーンまで上げると、雇用主は労働者 1 人あたり 1 時間当たり約 2 ドル節約できる
Susan S. Lang「Study links warm offices to fewer typing errors and higher productivity」2004 Cornell Chronicle
寒い中仕事すると、集中力が途切れて、ミスもしやすくなるのです。会社にとっても、パフォーマンスも下がり、会社にとってもデメリットが大きいです。
寒さで重大疾患に発展するリスクがあるから
3つ目は「寒さで重大疾患に発展するリスクがあるから」です。
寒さで風邪を引くことはイメージができても、大きな病気につながるイメージはしづらいかもしれません。
寒い環境で働いていると、体から熱が逃げないようにぎゅっと縮こまるため、血圧が上がりやすくなります。外気温との差が大きいと、高血圧症や脳卒中に発展するリスクもあります。
実際に、冬場には脳卒中や脳梗塞で倒れる方が増えます。テレビで寒い脱衣所から浴槽に入り、高齢者が緊急搬送されるニュースを聞いたことがありませんか?
会社であっても、冬場なのに暖房があまり聞いていなかったり、夏場に冷房をキンキンにしすぎていたりすれば、同じことが起こる恐れがあります。
寒いくらいで辞めちゃいけないとの思いから無理を働く方が、よっぽど取り返しのつかない未来になるかもしれません。寒い会社は十分に辞める理由に値するのです。
冷え性による不妊症に発展するリスクがあるから
4つ目は「冷え性による不妊症に発展するリスクがあるから」です。
「寒さで不妊症?」と思うかもしれませんが、寒い環境でずっと仕事をしていると、冷え性にもつながります。なぜなら寒さによって、血行が悪くなり、冷えを引き起こすからです。
冷え性になると、卵巣や子宮に十分な栄養が送られません。結果として、こどもを望んでいても、なかなか授からなかったり、初期流産につながったりするのです。
冷えることで、妊娠の可能性の高い黄体期に、子宮内膜が妊娠可能な厚みにまで発展しません。結果として、着床せずに妊娠が成立しないのです。
寒いぐらいで辞めるなんて、との思いで耐えて、愛する人との間にこどもが授からなかったら…と思うと、悲しくて仕方ないですよね。
たかが寒さと言わずに、現在もしくは将来的な妊娠を考えている人は、寒い会社から逃げ出してください。
従業員の健康を十分に考慮していない会社だから
5つ目の理由は「従業員の健康を十分に考慮していない会社だから」です。
本来会社は、従業員が快適に働けるように環境を整える義務を負っています。労働安全衛生法の「事務所衛生基準規則」です。
事務所衛生基準規則では、冷房をかける場合には、外気温と大幅に低くしてはいけないと定められています。
現在は環境への配慮から26度~28度くらいの会社が増えているようですが、なかには20度などの極端に低い温度に設定している会社もまだあると聞きます。
寒いと感じている従業員がいるのに適切な対処をしないのでは、従業員の健康を大事していると言えないでしょう。
特に「寒いです」「設定を変えてほしいです」など伝えているのに、全然変えてくれないのなら、1人1人の従業員を大事にしていません。早めに抜け出して、健康を保ちましょう。
会社が寒くて辞めたいときに上司に告げる3つの方法
寒い会社にいることがいかに体や未来に害かがわかったら、次にとるのが退職手続きです。しかし、どう上司に告げようかと迷ってしまうかもしれませんね。
ここでは、3つの対処方法を紹介します。あなたに合う方法を試してみてください。
正直に「寒いから」と告げる
1つ目は「正直に寒いから辞めたいと告げる」方法です。
上司が聞く耳を持ってくれる人なら、「そこまで思っているのか⁉」と会社内の冷暖房の設定温度を見直したり、ブランケットや暖房機器の手配などの対応を始めることでしょう。
職場の人間関係や仕事内容が気に入っていて、このまま働き続けたい人にはおすすめです。
けれども、あまり聞く耳を持っていない上司だと、かえって説得されて、面倒ごとに発展するリスクがあります。上司の性格によっては、正直に告げるとこじれるでしょう。
無難な理由で退職を説得する
2つ目が「無難な理由で退職を説得する」方法です。
正直に告げても馬鹿にされたり、説得されたりしそうなら、無難な理由を用意しましょう。
・実家の家業を継ぐことになった
・大学院で学び直したい
・別のやりたい仕事ができた など
まともな会社に勤めているのなら、退職を受け付けてもらえ、近日中に退職完了します。
けれども、人手不足の会社やブラック企業なら、引き留めてくる可能性が高いです。
言葉が匠なら交渉を続けることで、退職を勝ち取れますが、なかなか骨が折れるやり取りになるでしょう。
退職代行サービスに任せる
3つ目は「退職代行サービスに任せる」方法です。
退職を告げても説得してきそうなら、退職のプロに頼み、確実に辞めるのがおすすめです。
プロに任せることで、会社との交渉ややり取りはしなくて済みます。退職代行サービスがあなたの代わりに退職を告げ、日時決定や私物回収などを担ってくれるからです。
費用は掛かりますが、自宅で待っているだけで、最短即日で辞められます。「寒すぎて辞めたい」「健康被害が起きる前に退職したい」という人にはおすすめです。
確実に辞めるためにおすすめの退職代行2選と選ぶべき基準
退職代行ならどこの会社でもいいのかというと、そうではありません。
今や100社以上の退職代行サービスが乱立し、なかにはろくに実績がなく、頼んでも失敗する恐れもあります。
そこで、ここでは「確実に辞めるためにおすすめの退職代行2選と選ぶべき基準」を紹介します。
確実に辞めたいなら「実績数」と「運営年数」がカギ
選ぶ基準として「実績数」と「運営年数」が重要です。
なぜなら実績数が少ない会社では、ノウハウ不足で、最悪退職ができない恐れがあるからです。着実な退職のためにも、失敗するリスクのある会社は弾きましょう。
また、運営年数も非常に重要です。なぜなら短期間で実績を積んだ会社では、担当者ごとの対応の差が出ることも多々あるからです。
教育が行き届いている運営年数の多い会社を選びましょう。
実績数と運営年数が多い会社順にランキングにしました。失敗したくない人は、ぜひ一読して安全な未来を手に入れましょう。
4.4万件以上の圧倒的な実績数の退職代行ニコイチ
運営年数と実績数をもとにおすすめしたいのが「退職代行ニコイチ」です。
運営年数が18年ともっとも長く、元祖退職と呼ばれている会社です。実績数も4.4万件以上で、トップクラスの経験値を持っています。
それだけ長い運営実績数なのに、退職成功率は100%をキープ中です。業界最安値水準のため、確実に辞めたい人におすすめします。
残業代や退職金請求も可能なガイア総合法律事務所
弁護士法人の運営の方が料金は上がりますが、未払い金のある方やハラスメント被害者の方には、弁護士運営をおすすめします。
なぜなら法律の専門家が担当することで、法律に則って対処してくれて、泣き寝入りしなくていいからです。
・未払い残業代も請求したい人
・有給消化して退職したい人
・退職金を請求したい人
・パワハラ・いじめなどの慰謝料が欲しい人
・会社が訴えるぞと脅してきそう人
弁護士法人の中では、「ガイア総合法律事務所」をおすすめします。口コミが非常によく、親身な対応や丁寧なアフターフォローに好評だからです。
弁護士法人にもかかわらず、無料相談もあり、退職後のフォローも2か月間用意されています。
下記から実際に利用した人のリアルな体験談や口コミが確認できますよ。
寒すぎてろくに仕事ができない会社は辞めてOK!
「寒いぐらいで辞めたいなんて」「たかが寒さだろ」と上司は言うかもしれません。
けれども、寒い会社で働き続けると、将来的に体を壊す恐れがあります。
風邪だけで済めばいいのですが、体温が下がって不妊症に発展する恐れ、免疫機能が下がって脳卒中の恐れなどもあるのです。
「たかが寒さ」と侮らずに、心の声にしたがって辞めるのをおすすめします。上司が聞く耳を持たないなら、実績数と運営年数の多い退職代行に依頼をしましょう。あなたの代わりに退職の手続きを完了してくれます。
我慢して体調不良が表れる前に、早めに決断をして、未来の健康を損なわないようにしましょう。
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