上司から怒られるたびに落ち込んだり、情緒不安定になったりして、辞めたい気持ちになっていませんか?けれど、辞めたいと思うのが逃げや甘えのように感じ、余計に自己嫌悪に陥っているかもしれませんね。
そこで、この記事では心理士の経験を踏まえつつ、「メンタルが弱くて仕事を辞めたいのは甘えなのか?辞めようと思うと不安がこみ上げるあなたへの解決策」などをお伝えします。
もくじ
メンタルが弱くて仕事を辞めたいのは甘えなのか?
メンタル弱くて仕事を辞めるのは、甘えではありません!
心理士という職業柄、「これぐらい耐えるべきだ」「みんな頑張っているし」などと我慢をし過ぎて、うつ病や適応障害等になった方も見てきました。
うつ病は心の風邪といいますが、再発症率も高く、完全に治る方は少ないです。
だからこそ、「つらい」「しんどい」「へこんで元気出ない」「憂うつだ」とメンタルが不安定になっているのなら、辞めてOK。むしろ早めの決断があなたの心を守ることにつながります。
辞めたいけど不安。これを知れば悩みが解消します
辞めようと思っても、先々のことを考えて不安がよぎりますよね。そこで、よくある悩みの解消法をここでお伝えしますね。
辞めてから転職活動でOK。まずは休養をとろう
退職するのなら「先に転職先を確保したほうがいいのでは?」と思うかもしれません。けれども、辞めてからゆっくり自分に合う転職先を見つけることをおすすめします。
「すぐに見つけないといけない」と思う気持ちが焦りや不安になり、かえってメンタル不安定になるリスクも考えられるからです。
「辞めたい」「辞めていいのかな」と思う方の多くは、ストレスの限界ぎりぎりの可能性も考えられます。まずは退職をして、休養をとることを優先してください。
休養をとるうちに、自分に合う仕事―合わない仕事を冷静に考えることもできますよ。
3ヵ月分の生活費があると安心できる
辞める前にできるのなら、ざっくり毎月固定がかかる費用を把握し、3か月分の生活費を用意するのをおすすめします。
当面の生活費を用意しておくことで「すぐに次の仕事を見つけなきゃ」「ひとまず転職しなきゃ」という焦りやプレッシャーが起きにくいからです。
焦って決めようとすると、十分に転職先のリサーチができず、ミスマッチによる早期退職を招くリスクもあります。なるべく直近の生活費を用意しておくといいですね。
つよめの不安やストレス、体の不調があるなら辞めたほうがいい
今すぐにでも辞めたほうがいいのか、それとも続けるかと迷っているのなら、「つよめの不安やストレス、体の不調があるなら辞める」のをおすすめします。
つよめの不安やストレスにあてはまるかわからない方は、次のチェック項目にいくつあてはまるかを数えてください。
・憂うつな気持ちが続いている
・最近眠れない/夜中に目が覚める
・頭痛や腹痛、下痢や便秘などの体の不調が続いている
・会社に行きたくない
・人に会うのが億劫に感じる
・意欲ややる気が出ない
・あまり楽しいと感じなくなった
・強い不安や恐怖心に襲われるときがある
これはうつ病の判断基準の一部です。2~3つ以上当てはまるのなら、強めのストレスや不安があるので、早急に辞めて正解です。
たとえ当面の生活費が3か月に達していなかったとしても、心や体の健康には変えられません。国民年金の免除申請や市区町村の給付金などを活用し、まずは心身をゆっくり休めましょう。
会社を辞めることで得られる未来
最初に会社を辞めることで得られるメリットをお伝えしますね。
1.人間関係や仕事の悩みから解放される
2.ストレス由来の心身の不調が解消する
3.休息が取れ、自分に合う会社を見つけられる
それぞれについて詳しくお伝えします。
人間関係や仕事の悩みから解放される
・上司やお局様からの叱責
・悪口や陰口、嫌がらせ
・職場の空気感が心地悪い
・ミスや不出来による自己嫌悪
・連日の残業
悩みの9割は、人間関係によるものだといわれています。
会社を辞めることで、あなたを悩ませている上司やお局様などとの関係性から解放され、ストレスフリーに!解放感が味わえて、だんだんと本来の自分らしさを取り戻すことができますよ。
ストレス由来の心身の不調が解消する
職場での仕事中に胃がキリキリしたり、頭痛やアトピーが悪化したりしていませんか?その不調の多くは「ストレス由来」です。なぜならストレスは心だけでなく、体にも表れるからです。
ストレス源(ストレッサー)が上司やお局様、職場環境などの場合、出勤するたびに体の不調が出る方もいるかもしれません。
その場合、いくら帰宅後にリラックスしても、つねに職場でストレスを受ければデトックスが追い付かないこともあります。
けれど退職することで、ストレス源から距離を置き、ストレス由来の心身の不調を解消することができます。
休息が取れ、自分に合う会社を見つけられる
退職してしっかり休息をとることで、体内リズムを整えられ、睡眠の質を高めることができます。質の良い睡眠がとれれば、脳疲労が解消し、思考もクリアになります。
「何が合わなかったのか?」「どんな職場環境だと負担なく働けそうか?」など、冷静に分析できるでしょう。
・アットホームすぎる会社は距離が近すぎて負担だった
→ほどよい距離感のある会社が快適
・飲みにケーションは、気を遣いすぎてつらい
→サラッとした社風やテレワーク(在宅勤務)がよい
・電話応対はビクビクするのでしたくない
→事務職以外がよさそう など
分析の時間をとることで、あなたが快適に働ける職場環境や職種にも巡り合いやすくなります。結果的に、あなたにとって合う会社で働くことができるでしょう。
退職するための3ステップ
では、退職するためにも、どのような準備をしたらよいのでしょうか?3つのステップがあります。
1.退職理由を考える
2.退職届を書く
3.上司に退職を告げる
例文を出しながらお伝えしますね。
退職理由を考える
まずは「退職理由」を考えましょう。
なぜあなたは今の会社を辞めたいのですか?さいしょは建前ではなく、本音で理由を考えましょう。
・上司とそりが合わない、人間関係で悩んだ
→一身上の都合
・持病が悪化した、腹痛や頭痛が頻発した
→一身上の都合/健康上の都合
・仕事が合わない、仕事が難しすぎた
→一身上の都合/新しい分野の仕事に挑戦したいから
退職届を書く
つづいて「退職届」を書きましょう。
何を書こうかと考え出すと、思考が止まってしまうかもしれません。その場合には、テンプレート文章を真似て書くのがおすすめです。
このたび一身上の都合により、勝手ながら、令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
令和〇年〇月〇日
氏名 ○○○○
上司に退職を告げる
退職届を用意できたら、上司に「退職」を告げましょう。
上司に退職届を提出するだけでよいのですが、他の社員のいる前で渡すとのちに大事に発展するかもしれません。あらかじめ上司に時間をとってもらい、別室で退職理由とともに退職届を出すのをおすすめします。
自分で退職を言い出せないときに使える「退職代行サービス」をご紹介
- 上司に時間をとってもらおうとしたけれど「あとで」と流されてしまった。
- 退職を言い出そうとしたけれど、引き留めが不安で言い出せなかった。
- 上司の顔を見たら、何も言い出せずに1日が終わってしまった。
自分で退職を言おうとしたけれど、できないのなら「退職代行サービス」の利用をおすすめします。
退職代行サービスとは、本人の代わりに退職の手続きを代わりに行ってくれるサービスのことです。
料金はかかわりますが「自分から退職を言わなくていい」「lineで連絡でき、退職手続きが完了する」「最短翌日に退職できる」などのメリットもたくさんあります。
退職代行サービス提供会社は、100社以上もあり、どこを選んだらいいのか迷ってしまうかもしれません。退職代行サービスを選ぶときに大事なことは、退職実績数と運営年数です。なぜなら、トラブルなく確実に退職することがあなたのためだからです。
いま、参入したばかりで実績数もほとんどない会社も増え、最悪退職できないリスクもあります。
そこで、ふみはあなたが着実に退職できるように、退職代行実績17年、4.4万人以上の実績数を誇る退職代行ニコイチをおすすめします。
退職代行成功率100%で、退職届のテンプレートもあるため、安心してお任せできます。
メンタルが弱いのを理由に辞めたいというのは、甘えだと言ってくる人もいるかもしれません。けれど、グッと我慢を続けてしまい、適応障害やうつ病などを発症すると、その後何度もぶり返しやすくなります。メンタルを理由に辞めるのは甘えではありません。
そのまま耐えていると、心身をむしばむリスクもあります。ぜひあなた自身の心身を大事にするためにも、仕事を辞めて休養をとりましょう。
退職代行サービスを利用することで、頑張って退職を上司に告げる必要も0になります。ぜひあなたの心身を最優先にしてくださいね。
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