遠距離恋愛が辛くて仕事を辞めたいはアリ?5大リスクと解決策

遠距離恋愛であまり会えない寂しさから、仕事を辞めて同棲しようかと悩んでいませんか?恋人が他県に住んでいると、平日に会うのは叶わず、一緒にいたいのならどちらかが仕事を辞めて同棲することになります。

 

同棲すれば毎日会える一方で、勢いだけで仕事を辞めると、これまで培ったキャリアがすべて無駄になったり、莫大なお金をどぶに捨てることになったりします。

 

幸せとリスクの両方があるからこそ、慎重に考えたいところ。そこで、「仕事を辞めるメリット・デメリットと対処法」を両面からご紹介します。

 

遠距離恋愛が辛くて仕事を辞める5大リスク

恋人に会えない寂しさから、同棲したい、引っ越したいかもしれません。けれども、勢いで同棲するのはリスクがあります。

 

ここでは代表的な5つの注意点をご紹介します。

 

転職先がない

会社

1つ目は「転職先が少ない」ことです。

 

東京都心部なら、求人数はとてもたくさんあります。23区外であっても、都内や首都圏なら一定以上の求人数があるでしょう。

 

けれども、首都圏から外れると一気に求人が少なくなります。求人があっても、工場勤務ばかりが求人で募集されていたり、地方料金で給料がとても安価だったりすることも多いでしょう。実際に県外の求人を見ると、時給換算で300円以上も低くて、ぎょっとしたことがあります。

 

今勤めている業界での就職先がなく、転職先の候補がほとんどなく、無職になるリスクがあります。

 

キャリアに傷がつく

リスク

2つ目は「キャリアに傷がつく」ことです。

 

平日に仕事をしながら、転職先を探すのは至難の業です。なぜなら仕事終わりに面談できる会社はほとんどなく、土日に受け付けてくれないからです。

 

しかたなしに辞めてから転職先を探そうとしても、地方ゆえに希望する転職先がなく、仕事のブランクが続くかもしれません。キャリアに傷がつくリスクが起こりえます。

 

運よく再就職ができても、前職と関係ない業界や職種では、給料は安くなりがちです。職歴のリセットとなり、今後のキャリア形成でのデメリットになるかもしれません。

 

お金がかかる

カード

3つ目は「お金がかかる」ことです。

 

仕事を辞めて同棲するのなら、さまざまな費用が掛かります。

 

同棲でかかるお金の例

・引越し費用
・2人暮らし用の家電や家財
・生活用品
・新生活の初期費用(敷金・礼金など)

 

すでに彼氏や彼女の住んでいる家では手狭で、引越しが必要になることもあります1人暮らしなら1Rや1Kでも問題ありませんが、2人暮らしだと狭すぎるからです。

 

すると、敷金や礼金、仲介手数料や保証会社の利用料などもかかります。他県からの引っ越しでは、引っ越し費用もかさみ、数万円になるでしょう。

 

2人用の冷蔵庫や収納などを買い足せば、少なくとも数十万円単位の費用がかかります。私も主人と暮らすときには、引っ越し費用や新しい住まいの初期費用だけで50万円以上になりました。

 

あらかじめ貯金しておかないと、貯金が空になるかもしれません。

 

同棲しても別れる恐れ

4つ目は「同棲しても別れる恐れがある」ことです。

 

好きだから付き合っているんだから、別れるなんてないと思うかもしれません。ですが、一緒に暮らすことで、付き合っているだけのときでは気づかなかった生活リズムの違いや価値観の不一致などがわかり、別れることもあります。

 

同棲して気づく価値観の不一致の例

・起床時間の違い
・就寝時間の違い
・記念日の捉え方のちがい
・お金の価値観の違い
・家事への認識の違い
・掃除の頻度やしかた など

 

寛大さや穏やかさが好きだったけれど、脱いだ靴下がそのまま置かれていて幻滅したり、掃除があまりにも雑でごみが残っている様子に嫌気が差したりするかもしれません。

 

付き合っているときには見えなかった短所や合わない部分が、一緒に暮らして浮き彫りになることはよくあることだからです。

 

仕事を辞め、まとまった貯金も奮発して出したのに、別れてしまうと本当に悲惨です。

 

友達や知人がいなくて孤独

5つ目は「友人や知人がいなくて孤独」なことです。

 

縁もゆかりもない場所に引っ越すと、これまであった交友関係もリセットされます。気軽に合えた友達や知人にもめったに会えず、寂しい思いをするかもしれません。

 

同棲で住まいが大きく変わったために仕事を辞め、家族や友達とも会えず、寂しすぎて発狂しそうだと言っていた子もいます。

 

「彼氏とは毎日会えるじゃない」と思うかもしれませんが、激務の彼氏だと、平日は早朝に少し話し、帰りは深夜。平日日中の10時間以上も1人きりで、知っている人が0人の生活は孤独そのものです。

 

一緒に暮らせれば寂しくないと思っていたのに、以前よりも寂しいと感じる恐れもあります。

 

遠距離恋愛から仕事を辞める5つのメリット

遠距離恋愛が辛くて仕事を辞めることのデメリットをこれまで伝えました。もちろん、メリットも同じくらいあります。今度は仕事を辞めるメリットを見ていきましょう。

 

毎日会えるから寂しくない

1つ目は「毎日会えるから寂しくない」ことです。

 

恋人と住まいが離れていると、和えるのが月に数回、ひどいと月に1回もない人もいるかもしれません。けれども、同棲すれば毎日会うことができます。どれほど忙しく働いていても、必ず帰っては来るでしょう。同じ家で暮らし、毎日会話をし、彼や彼女のぬくもりを感じることができるのです。

 

LINEや電話で声は聴けても、ぬくもりまでは手元に届きません。同棲したことで、同じ布団で眠り、たっぷり愛し合うことができます。

 

辞めたかった仕事が辞められる

2つ目は「辞めたかった仕事が辞められる」ことです。

 

今の仕事が好きな人や今の職場でキャリアを築きたい人がいる一方で、今すぐにでも辞めたいと考えている人も多いものです。

 

・ブラック企業に勤めている
・連日残業の激務
・男尊女卑や年功序列で嫌だ
・体育会系や合わない社風
・ハラスメントやいじめが蔓延っている
・家族経営やアットホームすぎる会社で辞めづらい など

 

辞めたいけれど、辞める理由が見つからない人にとって、今の職場から通えない恋人と一緒に暮らすために退職せざるを得ない状況は渡りに船。

 

やむを得ない理由に、上司も退職を認めてくれるでしょう。どうしても認めてくれない場合には、同棲ではなく結婚による退職を告げればOKです。

 

相当ブラック企業で、通い婚や別居婚を提案し、頑固として退職を認めない場合には、退職代行サービスを利用する方法があります。特に退職代行ニコイチがおすすめです。

 

実績数がトップクラスと多く、ノーリスクでの退職ができます。上司の説得や退職手続きをプロに任せてしまいましょう。

 

 

専業主婦(主夫)になれる

3つ目は「専業主婦(主夫)になれる」ことです。

 

キャリア志向の人がいる一方で、将来の夢が「専業主婦(主夫)」の人もいます。そんな人にとって同棲は最高でしょう。

 

仕事を辞めて、料理や掃除などの家事を楽しむ毎日に転換できます。趣味の時間も家事の合間で持つことができ、人によっては最高の人生が送れるでしょう。

 

キャリアの再スタートができる

4つ目は「キャリアの再スタートができる」ことです。

 

地方だと農業や工業などが盛んなこともよくあります。営業職や事務職などを活かせる会社は少ないかもしれませんが、思い切って全く異なる仕事がしたいのなら、新たなキャリアの幕開けが可能です。

 

・今の業界が合わない
・今の職種が好きでない
・今の職場が向いていない
・新しい仕事にチャレンジしたい など

 

そんな人にとっては、新しい場所に暮らし、新しい業界や職種で、新しい人間関係を構築するのは、キャリアの再スタートとなり、歓迎できる点でしょう。

 

結婚準備ができる

5つ目は「結婚準備ができる」ことです。

 

・彼氏や彼女と結婚の約束をしている
・将来的に結婚したいと思っている
・貯金額に達したら入籍する予定がある など

 

もう恋人同士で気持ちが固まっていて、結婚までお互いに見込んでいるのなら、仕事を辞めて同棲するのは良いでしょう。

 

同棲することで、家賃も安くなり、貯金しやすくなります。毎日のように挙式場やハネムーンの話し合いができ、週末に結婚式場の下見に行くこともできるでしょう。

 

一緒に暮らすことで将来を見通ししやすくなり、結婚が早まる可能性もあります。早くゴールインしたい人には、仕事を辞めてでも同棲するだけのメリットになるでしょう。

 

こんなはずじゃなかった…後悔しないための7つの対処法

遠距離恋愛から仕事を辞め、同棲するメリットとデメリットの両方をご紹介しました。

 

見切り発車で同棲し、のちに後悔しないための解決策をここでは紹介します。

 

将来を考えて2人で話し合う

1つ目は「将来を考えて2人で話し合う」ことです。

 

あなたが結婚まで考えていたとしても、彼氏や彼女は寂しいだけで結婚まで考えていないかもしれません。認識がちがう状態で退職すると、喧嘩や別れに発展するかもしれません。

 

キャリアが台無しにならないように、将来を踏まえて2人で話し合ってください。

 

話し合ったほうがいいことの例

・結婚の意思があるのか?
・どのくらい貯金があるのか?
・今の家は2人で暮らせるのか?
・同棲する場合の費用の負担はどうするか?
・買い足すものの費用はどちらが負担するのか?
・同棲後にも働きたいのか?専業主婦を希望か? など

 

話し合うのは怖いかもしれませんが、見切り発車で同棲して「思っていたのとちがった」と後で発覚する方が経済的にも、社会的なキャリアでも、負担が大きくなります。

 

求人先があるかリサーチする

2つ目は「求人先があるかリサーチする」ことです。

 

都内にいる感覚で求人先があると思い込むと、驚愕します。事前にこれから暮らす場所での求人の状況を把握しましょう。

 

・求人の件数
・求人のある業界
・求人のある職種
・平均給料 など

 

できるなら、インターネットで調べるだけでなく、彼氏や彼女の家に行くときに有給休暇を取得して、地方のハローワークや転職エージェントとの面談などで、求人の実態を見るのをおすすめします。

 

リモートワークを検討する

3つ目は「リモートワークを検討する」ことです。

 

コロナ渦中に急速に広まったリモートワークが、今も続いている会社はあります。あなたの勤め先がフルリモート可能なら仕事を辞めることなく継続できるでしょう。

 

あるいは、完全フルリモート可能な会社で転職してから、同棲のステップを踏むのも1つの選択肢です。

 

20代のカップルでは、1人だけの給料だけでは生計を立てるのは厳しいこともあります。総合的に判断し、経済的に厳しいのなら、あなたか相手がフルリモート可能な会社に転職してから、同棲を視野に入れましょう。

 

オンラインコミュニティに所属する

おすすめ

4つ目は「オンラインコミュニティに所属する」ことです。

 

仕事を辞めて同棲をすると、知人がいない孤独な生活になることがよくあります。そうならないためにも、オンラインコミュニティに所属するに所属しておくのがおすすめです。

 

コミュニティでは、月に数回のコミュニケーションデーが設けられていることがあります。参加することで、人と会話する時間が確保でき、寂しさや虚しさが芽生えにくくなるでしょう。

 

週末通いで様子を見る

5つ目は「週末通いで様子を見る」ことです。

 

他県に住んでいるけれど、なんとか週末ごとに通うことができる範囲なら、週末通い交際にチャレンジする価値はあります。毎週末、通ってみてはいかがでしょうか?

 

多少大変であっても、同棲ではなく週末通いで付き合うという選択肢も加わるかもしれません。初期費用の用意が厳しいカップル、まだ結婚までが具体的でないカップルは、通いも選択肢としてはアリでしょう。

 

事前準備をせずにいきなり同棲するのは、別れたときを考えるとリスクが高くなります。できるなら、事前に彼氏や彼女の家に通い、様子を見てみましょう。

 

毎週末の通いが現実的ではないのなら、余っている有給休暇を利用し、恋人の帰宅時間や仕事のある日の振る舞い、家事の様子などを確認しておくのが無難です。

 

同棲に向けて貯金をする

6つ目は「同棲に向けて貯金をする」ことです。

 

あなたや恋人はどのくらい貯金していますか?その貯金額のうち、同棲で使って問題ない範囲のお金はどのくらいですか?

 

たとえば、あなたが100万円、相手が30万円の貯金があったとします。それぞれ15万円ずつ費用を負担した場合、貯金が少ない方の打撃が大きくなりがちです。

 

・どのくらいの金額をそれぞれ負担するのか?
・今すぐに同棲可能な金額があるのか?
・いつ同棲をスタートするのか?
・いくら毎月貯金するのか? など

 

今ある貯金額を踏まえて、現実的に計画を立てましょう。

 

最悪の事態を想定して同棲をする

調べる

7つ目は「最悪の事態を想定して同棲をする」ことです。

 

いくら準備を重ねていても、同棲して「この人じゃない」「相手と結婚はムリ」と感じて、別れるリスクはあります。最悪の事態を想定した上で、やっぱり同棲したいのかを考えましょう。

 

あなたが仕事を辞めるのだとしたら、キャリアがなくなり、経済的な負担が大きく、別れる可能性があっても、同棲したいのかをじっくり考えることをおすすめします。

 

もし恋人が仕事を辞めてきてくれるのなら、あなたと別れが訪れたときにどう責任を取るのか、それを考えてください。

 

付き合う上で誠実さはとても大事です。この世に100%完ぺきな計画なんてありません。だからこそ、最高の未来も、最悪の未来も、すべて考えた上で決断するのをおすすめします。

 

勢いだけで仕事を辞めずに2人で話し合おう

遠距離カップルにとって、なかなか会えないのは寂しいだけでなく、ストレスにもなります。無性に会いたいのに会えなくて、とてもしんどい人もいることでしょう。

 

でも、感情だけで同棲すると、貯金額が足りずに同棲後の生活で苦労したり、転職先が見つからずに悩んだりするかもしれません。7つの解決策を順番に取り組み、2人とって最高の選択を選び取りましょう

 

もしあなたが今の仕事を辞めたくて、同棲したいのに、職場が認めないのなら、退職代行を利用する手もあります。上司への説得や退職手続きなどを代行してもらうことで、ストレスフリーになれます。

 

退職代行の中では、特にニコイチがおすすめです。最古の退職代行だからこその豊富なノウハウがあり、着実な退職へと導いてくれますよ。

 

\辞めたいたいに引き留められそうなら/

 

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