
仕事終わりに涙が溢れてくるし、今すぐにでも辞めたい。でも、まだ入社してそれほど経っていないことなど、世間体を考えて悩んでいませんか?
この記事では、「仕事終わりに涙が出る理由と対処法」について紹介します。
解決策を知って、どんより暗い気持ちで帰る毎日から抜け出しましょう。
もくじ
仕事終わりに涙が出るのは心のSOSサイン!
やっと仕事が終わって電車に乗るタイミングに、ふっと目から涙がボロボロとこぼれることがありませんか?
グッと我慢しようと思っても、押さえきれないのなら、すでに我慢の限界を超えている可能性があります。なぜなら、ふとした瞬間の涙は心のSOSサインだからです。
涙が出る瞬間は、ストレスによって交感神経が優位の状態から、副交感神経が優位な状態へと切り替わります。それは涙とともにストレス物質が排出されるためだと考えられています。
仕事や職場の人間関係など、頑張りすぎていませんか?神経の糸がピーンと張っているのは、我慢しすぎや頑張りすぎともいえるでしょう。
とくに「あれ?なんで泣いてるんだろう?」と直接の原因が浮かんでこないなら、よけいに要注意!すでにうつ病の初期症状かもしれません。
悪化させないように、早めに退職を検討しましょう.
仕事終わりに泣いてしまったときの対処法
原因が見えてきたら、次は解決策です。おもに5つあります。
「堪えずに思い切り泣く」「ゆっくり入浴をし、休息をとる」「涙の原因を書き出す」「信頼できる人に相談する」「退職をする」です。1つずつ見ていきましょう。
堪えずに思い切り泣く
1つ目は「堪えずに思い切り泣く」ことです。
電車やバス乗り場で涙が出てしまうのは、恥ずかしくってグッと堪えよう、押さえようとするかもしれません。
けれどもすでに我慢ばかりの日々だと、抑制が効きづらいものです。
自宅まで堪えるのが厳しいのなら、いっそのこと静かな道や人影の少ないところへ行き、思い切り泣きましょう。声を上げても大丈夫です。
人目の気にならない場所で思い切り泣いてみましょう。すると、肩の力が抜けて、スッキリしませんか?涙には感情のクリアリング効果があると言われています。
思い切り泣くことで、気持ちのリフレッシュ効果が促せますよ。
ゆっくり入浴をし、休息をとる
2つ目は「ゆっくり入浴し、休息をとる」ことです。
仕事のミスや上司の叱責など、いやなことが頭の中で反芻してしまうときには、ゆっくり入浴するのがおすすめです。
入浴することで、乱れた自律神経を整えることができます。リラックス効果もあり、ストレスによって疲れた心身を休めることもできるでしょう。
さらに、温活効果にも期待できます。体の隅々まで温まることで、血行促進されて、体の疲れも取れていきます。
上司との人間関係や気遣いなどで緊張を強いられていた心身も緩んでいくでしょう。ほど良く体が緩むことで、緊張感が取れて、ゆったりと休息をとることもできます。
涙の原因を書き出す
3つ目は「涙の原因を書き出す」ことです。
仕事終わりに涙が溢れてくる原因は、自覚できていますか?思いつく物事を紙に書き出してみましょう。
・度重なるミスによる自信喪失
・上司からの嫌味で悔し涙
・職場に馴染めない寂しさ
・職場いじめやパワハラ被害
・お局様や女社会の苦痛
・興味の持てない仕事による不満
・描けないキャリアや先の見えない不安
ひょっとしたら複数出てくるかもしれません。複数原因が思い当たった場合には、一番強い不満やストレスに印をつけてください。
ストレスや苦痛の原因が明確になるだけでも、心理的な負担は軽減します。なぜなら正体のわからない状態こそが不安や恐怖を助長させるからです。
精神的に不安定なときこそ、冷静に書き出す作業はおすすめです。
信頼できる人に相談する
4つ目は「信頼できる人に相談する」ことです。
1人で悩みや不満、ストレスなどを溜め込んでいませんか?もしかすると、人に愚痴や弱みを吐くのは情けないと思っているかもしれません。
けれども、生きる上で不満や悩みは誰だってあります。それは弱さではなく、感情のある人間なら当然のことです。
気心知れた友人や家族などに、悩みや困りごとなどを聞いてもらいましょう。相談に乗ってもらううちに、肩の荷が下りて、気持ちが落ち着いてくるかもしれません。
・身近に相談できる人がいない
・重い話を知っている人にしたくない
・専門家やプロに話を聴いてほしい
・専門的な助言が欲しい
・病気かもしれない。診断してほしい など
1つでも当てはまる場合には、メンタルクリニックや精神科などの医療機関にかかるのがおすすめです。医師による診断を受けることができ、現在の精神状態にあった処置をしてもらえます。
必要に応じて、臨床心理士や公認心理師などのカウンセラーに相談に乗ってもらうこともできます。1人で抱えるよりも、専門家の力を借りましょう。
退職をする
5つ目は「退職をする」ことです。
「これぐらいで辞めるなんて、逃げじゃないか?」と心配になるかもしれません。けれども、うつ病が進行してからでは、回復するまでに数年、あるいは数十年かかることもあります。
さらにうつ病は完治せず、何度もぶり返す人が多い病気です。重症化する前に辞めることで、被害を最小限にできます。
辞めるのは逃げでも何でもありません。労働者としての、当然の権利です。
もし退職を言い出すことへの不安があるのなら、退職代行への依頼も検討しましょう。あなたの代わりに退職代行が手続きを代行し、最短で即日に退職へと導いてくれます。
なかには悪質な業者もいるため、退職代行に頼むなら「実績数と運営年数」の多い会社に依頼するように心がけてください。確かな実績のある会社に依頼することで、トラブルなく辞めることができます。
泣くほどつらいなら退職してOK!3つの理由
あなたが今、泣くほどつらいなら退職して問題ありません。それには3つの理由があります。
悪化してからでは回復に時間がかかるから
1つ目は「悪化してからでは回復に時間がかかるから」です。
軽くねん挫しただけで処置を受ければ、1週間程度で直るでしょう。では、「これぐらい平気だ」と放置し、実は複雑骨折していた場合にはどうでしょうか?
複雑骨折の場合には、完治までにおよそ半年から1年程度かかるのが基本です。
同じように、うつ病や心の不調も初期症状に対処をしていれば、改善までは早いでしょう。けれど、侮っていて処置が遅くなればなるほど、良くなるまでに時間がかかります。
もしもう限界ならば、早めに辞めることで悪化を食い止めることができます。決断は早いほどいいです。
耐えていても状況は好転しないから
2つ目は「耐えていても、状況は好転しないから」です。
グッと堪えているうちに上司が異動になったり、会社の方針や社内環境がガラリと変わるのなら、あなたのストレスも激減するでしょう。
けれども、実際には会社が変わってくれるケースは少ないです。少なくとも、私は聞いたことがありません。
だからもしすでに限界なら、耐えるよりも辞めて休息する道を選ぶのをおすすめします。
たとえ一時的に無職になり、仕事のブランクが空いても、失業手当や傷病手当などである程度の収入を得ることができます。
ガイア総合法律事務所では、退職代行と兼用して傷病手当の給付サポートもしています。まとめて頼むのもよいでしょう。
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合わない会社の可能性も高いから
3つ目は「合わない会社の可能性も高いから」です。
出勤するのもつらく、帰りに涙が出るのは、仕事内容が向いていなかったり、職場環境が合わなかったりするのかもしれません。
うまく馴染もうとしても、別の誰かのフリをするうちに、ストレスや精神的な負担(抑圧など)が蓄積していきます。
今の会社が合わなくても、別の職種や業種、職場環境に合う仕事が存在します。無理して留まるよりも、今の仕事を辞めて、あなたに合う会社に転職しましょう。
泣くほどつらい仕事を辞めて解放されたエピソード【体験談】
私が会社員時代に勤めていた会社の1つは、とてもブラック企業でした。
・上司が高圧的な言い方をする
・毎日言うことがころころ変わる
・職場いじめの温床
・理不尽極まりない職場のルール追加
・上司の命令が絶対で逆らえない など
それでもせっかく就職した仕事だからと、必死に耐え、理不尽な環境に歯を食いしばっていました。
けれども、勤めてしばらくたったある日、電車のホームでポロポロと涙が止まらなくなったのです。
別にその日に上司に怒られたり、理不尽な顧客の要求が突き付けられたりしたわけではありません。けれども、仕事が終わって返る瞬間にこみあげてくるものがあり、堪えきれなかったのです。
自分の心を騙し騙し働きましたが、しだいに「辞めたい」「このままじゃいけない」という気持ちが膨れ上がり、のちに退職。
もっと早くに辞めていればよかった、と今なら思います。今はストレスなく心理士として勤務でき、当時と比べるとストレスは1/10以下だと感じるからです。
あなたも迷っているのなら、なるべく早くに退職しましょう。その方が未来のあなたのためになります。
辞めたいのに辞められない人へ
泣くほどつらいなら辞めてOK!悪化前に会社から抜け出そう
泣くほどつらいというのは、相当ストレスが溜まっている証拠です。ひょっとすると、既に初期のうつ病に差し掛かっているかもしれません。
悪化してから退職では、遅すぎます。うつ病が進行すると、外出も億劫になり、入浴などの日常生活すら送ることができなくなるからです。
あなた自身の未来を失わないためにも、早めに退職しましょう。退職は逃げではありません。労働者の権利です。
これ以上ストレスを抱えて悪化や病気化する前に、会社から抜け出しましょう。