いい人ばかりの職場だけど、やりたい仕事ではなく、このまま年を取ることに漠然とした不安を抱えていませんか?辞めたいと内心思いつつも、「人間関係がいい会社を辞めるなんて」と言われ、退職するか否かは迷っているかもしれませんね。
そこで、「人間関係が良好な仕事をメリット・デメリット」をご紹介します。さらに、人間関係がいいのに辞めたエピソードもお伝えしますので、参考にしてみてください。
もくじ
人間関係は良好だけど、この仕事を辞めたいはアリ
職場の人はみないい人で、上司や同僚などで嫌な人はいないなど、人間関係での悩みはないけれども
- このままこの会社で働くのは違う気がする
- やりたい仕事ではない
- 給料や待遇に不満がある
- 職場から遠くて疲れは溜まっている
などの不満や不安から、辞めたいと思う人も多いものです。
でも「もったいない」と家族や友人に言われると、転職や退職をためらってしまうかもしれません。
結論から言いますと、人間関係が良好だけど辞めたいというのはアリです。なぜなら、辞めたいと感じる何からの理由があるはずだからです。
本心を抑圧して今の会社で働いていても、もやもやしてしまうでしょう。たった一度きりの人生だからこそ、本心に忠実になり、退職するのも1つの道です。
けれども、「親切にしてくれるのに退職なんて言いづらい」「申し訳ないと感じる」と、退職の決意がブレてしまうかもしれません。
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人間関係が良好だけど辞めるメリット
人間関係が良好だけど、仕事を辞めるメリットは4つあります。
「漠然とした不安や不満を解消できる」「やりたい仕事や夢にチャレンジができる」「給料アップが目指せる」「より労働環境がよい仕事に再就職できる」です。くわしく見ていきましょう。
漠然とした不安や不満を解消できる
1つ目は「漠然とした不安や不満を解消できる」ことです。
辞めたいと思うからには、何かしらのいまの会社への不安や不満があることでしょう。
・この会社でのキャリアアップが思い描けない
・このままぬるま湯につかっていて大丈夫なのか?
・将来を考えると収入が心もとない
・移動距離が長すぎて時間を無駄にしている気がする
・組織の考え方に違和感はある
人間関係が良好だと、居心地は良く過ごせますよね。けれども、社風や会社の方針などに違和感があったり、望む年収や移動距離と相違があったりすると不満は残ります。本心にふたをしてやり過ごそうとしても、その気持ちはなくなりません。単なるごまかしに過ぎないからです。
思い切って退職することで、漠然とした不満や不安を解消させることができます。
やりたい仕事や夢にチャレンジができる
2つ目は「やりたい仕事や夢にチャレンジができる」ことです。
今の仕事での未来をイメージできない人や本当にやりたい仕事でない人は、退職することで時間を無駄にすることなく、やりたいことへの探求ができます。
亡くなる直前で多いのは「やらなかったことへの後悔」です。何年も気持ちを押さえた末での転職では、年齢を重ねていることで思い通りの職業や職場環境で働けない可能性もあります。
早めに退職をして転職活動をすることで、大胆なキャリアチェンジややりたい仕事へのジョブチェンジも実現可能です。
給料アップが目指せる
3つ目は「給料アップが目指せる」ことです。
「人間関係は良いけど、安月給だから妻子を養える自信がない」「低所得だから結婚できる気がしない」などの悩みを抱える人も多いです。
今の所得に満足していない場合、転職することで給料アップが目指すことができるでしょう。なぜなら今の会社での大幅な昇給は、この日本社会ではほとんどないからです。
年によってボーナス自体は変わるかもしれませんが、基本給そのものが大幅に上がることは、珍しいです。
所得への不満や将来のお金への不安があるのなら、思い切って退職することで抜本解決できるでしょう。
より労働環境がよい仕事に再就職できる
4つ目は「より労働条件がよい仕事に再就職できる」ことです。
今の会社への不満やもやっとポイントは何ですか?
・会社までが遠い/距離がある
・ジョブローテーションが頻繁
・転勤がある/単身赴任のリスクがある
・テレワークを行っていない/感染リスクが不安
・半ば強制の会社行事がある など
辞めることで、もやっとするポイントを解消し、より働きやすい職場環境を手にすることが可能です。
たとえ今の会社がスポーツ大会や頻繁な飲み会などがあり、しんどいと感じるときがあるのなら、理解できない行事への参加がない会社に移ることで、違和感なく働き続けることができるでしょう。
人間関係が良好な会社を辞めるデメリットと補う方法
人間関係が良好な会社でも、違和感や不満があるのなら退職するメリットも多いです。一方で、デメリットもあります。ここではデメリットとそれを補う方法を紹介します。
必ずしも転職先の人間関係がよいとは限らない
デメリットは「必ずしも転職先の人間関係がよいとは限らない」ことです。
・いじわるをする人がいない
・悪口や陰口を好む人がいない
・パワハラやモラハラが萬栄していない
・気が合わずにストレスな人がいない
・高圧的な上司や先輩がいない など
今の会社が居心地よかったとしても、転職先も同じようにいい人ばかりとは限りません。ひょっとするといじわるなお局様がいたり、ワンマンタイプの上司がいたりなど、悩むことがあるかもしれません。
会社や部門の希望を出すことはできますが、上司や同僚などを選ぶことはできないからです。
対策:在宅勤務の有無や社内環境をリサーチしておく
では、転職先でも良好な人間な関係を築けるようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
基本的には「事前にリサーチ」をしておきましょう。
・会社の口コミや評判を調べる
・業界リサーチをする
・職種リサーチをする
・男女比率や平均年齢などを調べる
口コミや評判があまりにも悪いようなら、いくら条件がよくても避けた方がよいでしょう。
業界によっては残業が萬栄していたり、厳しい上下関係やブラック企業気質が多かったりすることもあります。業界リサーチすることである程度回避できます。
職種によって、生じやすい悩みも変動します。新規営業ならノルマや目標設定などで詰められたり、圧力がかかったりする恐れもあるでしょう。
さいごに、男女比や平均年齢などの会社情報もぬかりなく調べておきます。あまりにも偏っているようなら、避けたほうが無難です。
【実体験】いい人ばかりだけど辞めたエピソードと退職して得たこと
実際に、人間関係が良好だけど仕事を辞めた人たちのエピソードを3つ、まとめました。実体験をもとに、辞めた理由や辞めて得られたことなどをみていきましょう。
やりたいことを仕事にした事例:やりたいわけでない仕事の手放し
会社員時代には複数の会社を転職しましたが、最後の会社はとても穏やかな人間関係でした。
平均年齢が高いこともあり、小競り合いもなく、派閥争いなども0でした。とても平和で、むしろ平和ボケしそうだと感じたくらいの職場だったのです。
辞めた理由は「やりたかった仕事ではなかったこと」が大きいです。働くうちに「これはやりたかったことなのか?」と違和感が次第に大きくなり、辞めたい気持ちが膨れていきました。
思い切って退職をし、現在は心理士というやりたい仕事に就けています。恵まれた環境であったため退職には決意が必要でしたが、結果的に違和感のする仕事を手放すことができました。
給料アップに成功した事例:妻子を養えるか不安な日々から脱却
実際に私の知人で、結婚前は人間関係がいいからと違和感なく働いていた人がいます。しかし、結婚と妻の妊娠によって状況が一変。夫婦共働きだから問題がない状態から、夫である自分だけの収入で生活しなくてはならなくなったのです。
今の給料では生活するだけで手いっぱいになり、学費や養育費への不安が高まっていったといいます。
妻からの説得や差し迫る生活苦を踏まえ、居心地の良い会社を辞めることを決意。高収入の会社へと転職ができ、毎月の生活費もゆとりができ、生活の不安が軽減したそうです。
近くの職場に転職成功した事例:往復2時間強の通勤ラッシュから解放
実際に私の知人で、通勤1時間強がひどく苦痛だと話していた人がいます。なぜなら、とても電車が苦手で、電車酔いをするタイプだったからです。職場の人自体は良い人だったそうですが、通勤ラッシュや苦手な電車通勤で、体の負担も徐々に募っていったそうです。
意を決し、退職。電車を使用せずに、通勤が30分圏内の会社に転職できました。苦手な乗り物で通う不快感もなくなり、数年間も勤めることができました。
もったいないと言われても退職してOK!後悔しない選択を
人間関係が良好な会社で働いていると、ときに「辞めるなんてもったいない」と言われるかと思います。けれども、違和感があるのなら辞めて正解です。本心を誤魔化しても不満や不安はなくならないからです。
退職することで、希望の仕事環境を得たり、やりたい職業に就いたりすることができます。チャレンジすることで、可能性を切り開くことができます。
もしいい人ばかりの職場で退職が申し訳ないと感じるなら、退職代行に一任しましょう。手続きを代行してもらえるので、気まずい思いをしなくて済みます。
たった1度きりの人生だからこそ、後悔しない選択肢をとることをおすすめします。