
退職代行サービスを利用すれば、あなたの代わりに退職の意思を伝えてくれます。けれども、こんな疑問や不安が残る方もいるかもしれません。
- 完了後の保険証やユニフォームなどを返却してくれるの?
- どうやって返せばいいの?出社しないといけないの?
- ぶっちゃけもう会社と関わりたくない。返却しなかったらどうなる?
そこで、ふみが「返却方法や手続き」「返却すべき一覧」「万が一返却しなかった場合の顛末」などをまとめてご紹介します。要点を押さえて、不安を払しょくしましょう。
もくじ
退職代行サービスが本人の代わりに返却することはできない
退職代行サービスを利用したら、代わりに返却をしてくれるのでは?と期待しているかもしれません。
残念ながら、退職代行サービスが代わりに返却することができず、あなた自身が返却する必要があります。個人情報(機密情報)や本人だけにしかできない手続きなどもあるからです。
職場の環境や人間関係で苦しんだ人からすると、もう会社になんてかかわりたくないと思うかもしれません。けれど、手続きさえ終えてしまえば、会社とのかかわりを持つ必要もなくなります。
億劫ですが、ササっと手続きを終えて晴れやかな日々を送りましょう。
返却方法と手続き方法
では、具体的にどう返却したらいいのか手続きや返却方法について、お伝えしますね。
基本的には「郵送/宅配」でOK!わざわざ会社に行く必要はありません。返却物によって、送り方が異なりますので、くわしく説明します。
返却方法は郵送や宅配でOK!着払いはやめよう
保険証や制服など、会社から与えられたものの返却方法は「郵送や宅配」でかまいません。基本的には、送料は自己負担で発送します。
上司への恨みや怒りから、着払いで送りたくなるかもしれません。けれどのちにトラブルに発展しかねないので、送料は負担するのをおすすめします。
万が一、運送中に破損や紛失をすると、トラブルに発展しかねません。事前に送る前の状態を写真でとっておくのをおすすめします。
会社からパソコンや住まいなどのIT機器を支給されている場合、運搬中に壊れることのないようにプチプチや新聞紙などの緩衝材で包んで送りましょう。
保険証や入館証などは、着実に届けるために「簡易書留」で送ります。普通郵便で送ることがないように注意しましょう。
発送と聞くと、あなたが会社に連絡を取らないといけないように感じるかもしれません。実際には退職代行サービスが「これから返却物が届く予定です」など、会社に連絡を取ってくれます。
あなたが会社に伝えなくてもいいので、ご安心くださいね。
なお、これから退職代行に依頼して辞める方は、貸与品を会社に置いておくのをおすすめします。会社に置いておくことで、わざわざ郵送する手間を減らせます。
デスクやロッカーなどに置いておき、退職代行経由で会社に伝えてもらいましょう。事前に準備をすることで、着実に会社に返却ができます。
破損や紛失があるなら、事前に伝える
長く借りているものの中には、劣化したもの、一部破損のあるもの、紛失してしまったものがあるかもしれません。
もし貸与品に故障や破損、紛失や劣化が見られた場合には、早急に退職代行サービスに伝えましょう。退職代行サービスがあなたの代わりに、会社と連絡を取り合ってくれます。
故障や破損の状態がわかりづらい場合、写真や動画を撮って共有しておくのも1つの方法です。くり返しやり取りをする手間を減らせるでしょう。
借りたときの状態で返せないことを負い目に、隠したくなる人もいるかもしれません。けれど事前に伝えておかないと、会社からあなたに直接連絡は来る恐れがあります。きちんと退職代行サービスに報告、相談をし、その後の案内を待ちましょう。
職場に残っている私物は退職代行が回収OK
退職代行から完了報告が来たけれど、職場にブランケットや上着、文具やスリッパなど、私物が置きっぱなしになっている人もいるかもしれません。
職場に残っている私物は、退職代行サービスが代わりに回収することができます。「何が」「どこに」残っているのかなどを共有し、取って来てもらいましょう。もし職場にお気に入りのものがある方は、あきらめずに取り返せますよ。
会社に私物が残っているけれど、それほど大事でなかったり、嫌な思い出のあるものを家に持ち帰りたくなかったりする人もいるかもしれません。
その場合は、退職代行サービスに伝えてもらい、破棄を依頼することも可能です。あなた自身でどうしたいのかを判断し、退職代行サービスに伝えましょう。
判断に迷ったら退職代行サービスに聞こう
返却物と一言で言っても、返したらいいものかどうか、判断に迷いものも出てくると覆います。判断に迷ったら、退職代行サービスに聞きましょう。
これまでに数万件の退職代行の実績があり、もう10年以上も運営実績がある会社なら、豊富なノウハウから適切なアドバイスをしてもらえます。
運営実績数が短かったり、実績数が少なかったりすると、的外れな返答が来る恐れもあるので、注意してください。
なお、どの退職代行サービスが良いのか迷っている方は、ふみが25社以上を比較検討し、運営年数と実績数をもとにランキング化したものがあります。
退職代行サービス選びで失敗したくない方は、こちらも参考にしてください。
→退職実績数と運営年数をもとにした退職代行サービスのおすすめランキング
退職後に返却すべきもの一覧
退職後に、何を返却したらいいのかと迷いますよね。そこで、返却すべきものを具体的に一覧にしました。
・保険証(扶養家族分も含む)
・会社支給のPCやスマホ
・作業着や制服(ユニフォーム)
・社員証やセキュリティカード
・業務マニュアルや研修資料などの仕事関連の書類 など
1つずつ見ていきましょう。
保険証(扶養家族分も含む)
退職とともに、健康保険の資格がなくなります。失効手続きを進めるためにも、保険証の返却が必要です。
奥さんやお子さんなどの扶養家族がいる方は、扶養家族の分も忘れずに保険証を返しましょう。退職後にすぐに次の会社が決まっていない場合には、国民健康保険への切り替えとなります。
会社支給のPCやスマホなどの備品
会社が支給した備品は、基本的にすべて返却します。パソコンやスマートフォン、モバイルWi-Fiやモバイルバッテリーなど、レンタルしているIT機器なども返却しましょう。
USBメモリーやデータカードなど、小さなものは忘れてしまいがちです。あらかじめ支給されたもの、貸与品などをリストアップしておき、返却漏れがないように注意してください。
近年、セキュリティや機密情報の管理が厳重になっています。ご自身のパソコンやタブレットなどに会社の機密情報などが入っている場合には、退職確定後に削除が必要です。
万が一、情報が外に漏れてしまうと機密情報の流出となり、トラブルに発展するリスクがあります。退職確定後は、忘れずに消しましょう。
作業着や制服(ユニフォーム)
会社から作業着や制服などのユニフォームが支給されている場合、基本的に返却します。予備で未開封の者はそのまま返却してもかまいません。
何度も着た服やシミのついた服などは、クリーニングに出してから返却しましょう。少し手間に感じるかもしれませんが、なるべくきれいな状態で返却するように心がけてください。
社員証やセキュリティカード
社員証やセキュリティカード、会社の鍵や名札、名刺なども返却物になります。
仕事で名刺交換をする人は、取引先の名刺も忘れずに返却しましょう。あなたが受け取ったものであっても、仕事関係で入手したものは会社に返す必要があるからです。
細かなものになりますので、紐でくくったり、ジップロックなどの袋に入れたりなどして、バラバラにならないように注意してください。
業務マニュアルや研修資料などの仕事関連の書類
業務マニュアルや研修資料、業務中にとったメモやノートなども忘れずに返却します。
「これぐらいのメモなら贈る必要はないだろう」と自己判断してしまうと、のちに会社とトラブルに発展するリスクもあります。
業務にかかわる書類や記録媒体も、返却しましょう。判断に迷った場合には、退職代行サービスを経由して、会社の指示を仰いだ方が無難です。
返却漏れはトラブルの原因に。退職完了したら早めに郵送しよう
返却の準備や郵送の手続きを考えると、めんどうに感じるかもしれません。けれども、めんどうだからと返却が遅くなると、会社からあなた宛てに直接督促が来ることもあります。
さらに返却漏れがあると、横領罪や損害賠償などのトラブルに発展するかもしれません。事前に会社からの貸与物をリスト化したり、少しずつ会社から私物を持ち帰ったりなど、準備をしておくと安心ですね。
退職が完了したら、早めに返却物を郵送し、きれいさっぱり終わらせましょう。
もし判断に迷うときがあったら、抱え込まずに退職代行サービスに相談してください。多種多様な退職代行を遂行してきたプロですので、的確にアドバイスしてくれますよ。
けれど実績の乏しい会社や運営年数の浅い会社を選んでしまうと、ノウハウが不足していて適切なアドバイスができないこともあります。特に今は100社以上の退職代行サービスが乱立しているため、選ぶのも難しいですよね。
そこで、ふみが25社以上の退職代行を比較検討し、実績数と運営年数をもとにランキング化しました。ノウハウが豊富で、着実な退職をしたい人は、ぜひ参考にしてください。あなたが無事に退職できて、新しい人生をスタートできることを祈ってます。