- HSPで看護師の仕事が辛くて辞めたい
- 1人だけドッと疲れて自分には向かないと感じる
- でも困ってる人に役立つ仕事がしたい
働くことの辛さがあるけれど、本当は看護師を辞めたくないと葛藤していませんか?
実はHSPにとって看護師は適性が高いです。けれどもHSPだからこそ、看護師の職場で辛さを感じる場面もあるのも事実です。
でも、大丈夫!「看護師に向いている医療機関の選び方」や「HSPの看護師が疲れずに働くための解決策」を知ることで、特性を活かして働き続けられます。
まずは向いている理由や疲れる原因を知って、対策を打ちませんか?
もくじ
HSPに看護師は向いている。1人だけ疲れる原因は現場にある
先にお伝えします。HSPの人に看護師の仕事は向いています。なぜなら、HSPの人は繊細ゆえに細やかな感情に気づくことができ、寄り添って適切な対応ができるからです。
急な怪我や大病をすると、人は精神的に不安定になるものです。
- いつ治るのかがわからない不安
- 未知の病気への恐怖
- 家族に負担をかける申し訳なさ
- 慣れない入院生活への戸惑い
- 日増しにかさんでいく入院費への懸念 など
精神的に落ち込んでいるときに、いち早く気づいてくれて、笑顔で「大丈夫ですよ」と励ましてくれる看護師さんがいたら、患者も元気をもらうことができるでしょう。
私は今年初めての手術をしましたが、家族へ迷惑をかけることやいつもとは違う体調への不安などに、押しつぶされそうでした。
でも、すぐに察して励ましてくれた看護師さんがいて、とても元気をもらえたのです。
今思うと、その看護師さんはHSP気質で、些細な表情の変化を察してくれたように感じます。
多くの看護師は多くの患者のお世話で大忙しで、しだいに時間にゆとりがなく、事務的な対応を患者にしてしまいます。
人によっては、タスクをこなすように患者に接して、冷たいと感じることも出てきます。
けれどもHSPの看護師だからこそ、喜ばれる気遣いができ、励まされる患者がいることを覚えておいてください。
では、なぜHSP気質の看護師で、1人だけ疲れることがあるのでしょうか?
それは看護師という職業が原因ではなく、HSP気質に向かない医療現場だからです。次に、HSP看護師が辛いと感じがちな現場の特徴として、9つの理由を説明しますね。
HSPで看護師の仕事が辛い9つの理由
HSPで看護師の仕事が辛いと感じるのは、おもに次の9つの理由からです。
1. 急なナースコールや電話に落ち着かない
2. ミスができない責任感で緊張が続く
3. 夜勤があって不規則な生活になる
4. つねに人目が合って疲れる
5. 集団行動で合わせすぎてしまう
6. 忙しすぎて時間と業務に追われている
7. 女社会で陰口・悪口が辛い
8. 院長やお局様による理不尽な要求がある
9. 患者の闘病や死に耐えられない
HSP気質は、ルールやマニュアルなどがきっちりと整っている環境の方が働きやすいです。
けれども、急なナースコールや電話応対が多い医療現場だと、予想外の展開に疲れやストレスを感じがちです。
勤め先が手術のある総合病院であった場合、HSPの想像力の豊かさが裏目に出て「ミスをしたら大変だ」と気を張りすぎてしまい、疲れにつながるでしょう。
手術が無事に成功しても、闘病の末にお亡くなりになることもあります。感受性の強いHSPにとっては、何年勤めても耐えがたい苦痛や悲しみに襲われがちです。
入院に対応している医療施設だと、日勤と夜勤が交互に回ってきます。生活が不規則になり、敏感なHSPの人は、体調不調になることもあるかもしれません。
さらに看護師は女性社会です。ランチ休憩や夜勤でのペア行動中に、職場の悪口や陰口を聞く場面も多いことでしょう。
考えすぎるHSPにとっては、家に帰ってから何もしたくないくらい疲れが溜まることも珍しくありません。
総合病院や大型病院、ペア行動やイレギュラーの多い現場など、HSPの看護師にとって辛いと感じることが多く、だんだんと辞めたい、向いていないのかもと、ネガティブ思考になりがちです。
しかし、実際には向いている医療現場を選ぶことで、HSPは水を得た魚のように、イキイキと働くことができます。このあとHSPの看護師におすすめの選び方をご紹介します。
HSPの看護師に向いている医療機関の選び方
HSPの看護師にとって、医療機関によって「向いている―向いていない」がハッキリ分かれがちです。向いている医療機関で働いて、辛い日々にさよならしましょう。
・常勤勤務だけの契約で働く
・総合病院よりもクリニックで働く
・診察のみで入院患者のいない医療現場を選ぶ
・デイサービスや訪問看護師を選ぶ
言われなくても、雰囲気や表情などで読み取れるHSPは、働く人の多い環境で働くと、気疲れを招きます。総合病院よりもクリニックを選びましょう。
・内科/神経内科
・歯科/耳鼻咽喉科
・皮膚科/眼科
・婦人科/小児科
・メンタルクリニック/心療内科 など
クリニックの場合には、夜勤もなく日勤のみです。入院患者も原則いませんので、不規則な生活による体調不良も心配ありません。
クリニックで一緒に働く人は、ごく少数の看護師や医療事務の人、医者くらいです。人目を気にしがちなHSPにとっても、刺激が減ることで負担も少ないでしょう。
より少人数の職場で働きたい人、じっくり1人1人の患者と接したい人は、デイサービスでの看護師や訪問看護師があります。
HSPにとって最適な環境を選ぶことで、看護師として働き続けることができますよ。
HSPの看護師が疲れずに働くための3つの解決策
HPSの看護師にとって、最適な職場環境を用意できたら、続いて準備したいのが「疲れずに働くための工夫」です。
HSPは感受性が高く、洞察力もあります。知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまい、限界を迎えて退職寸前になることも珍しくありません。
そこで、「HSPの看護師が疲れずに働くための3つの解決策」を知り、自制しましょう。
疲れたら休息をとる
1つ目は「疲れたら休息をとる」ことです。
HSPは自分に対する要求度が高く、つい能力以上に頑張りすぎてしまう人も多いです。あなたも心当たりはありませんか?
HSP気質だと、つねに人の視線や目的などを感じ取れてしまい、応じようと動いてしまうから疲れがちです。
けれども、あなたも1人の人間です。もし疲れを感じたのなら、なるべく早めに休息をとるようにしましょう。
・トイレに行って1人の時間をつくる
・昼休憩中に1人で散歩に出かける
・早めに帰宅する
・早めに寝る
・スマホを見る時間を減らす など
頑張りすぎてしまうHSPの人は、辛さが限界を超えないように、積極的に休息をとる習慣を作りましょう。
人と比べすぎないようする
2つ目は「人と比べすぎないようにする」ことです。
HSPの人は、職場の視線や表情、笑い方や会話の間など、些細なことから多くの情報を感じ取ることができます。
でも、優秀な人と比べてしまい、落ち込んでしまう人も少なくありません。
・○○さんだけ褒められている → 自分はまだまだなんだ
・Aさんはテキパキできている → なんで自分はこんなに鈍くさいんだろう?
・Bさんはいつも笑顔 → 私はゆとりがない。ダメだ。 など
HSPの人は自分の不足している点や苦手な点を、優秀な人と比べて、心が沈んでしまいがちです。
けれども、どの人だって得意ー苦手があって当然です。できないところばかりに目を向けるのは、やめましょう。
苦手なことより得意なことに目を向ける
3つ目は「苦手なことより得意なことに目を向ける」ことです。
HSPだからこそ、傷つきやすい一方で、大多数の人は気づかい上手です。マイノリティーにも目を向けられる優しさがあるのは、HSPの長所でしょう。
足りないところを比べるよりも、今あるあなたの長所に目を向けてあげてください。
けれどもHSPで自己肯定感が低いと、自分の得意な部分には気づきにくいかもしれません。
その場合には、短所や苦手なところを、別の角度から考えてみるのをおすすめです。心理学でいうところの、認知行動療法的なアプローチです。
・仕事ぶりが鈍くさい → 1つ1つ丁寧に仕事をしている
・すぐに落ち込んでしまう → 感性が鋭い/感受性が豊か
・完璧主義 → しっかりしている/真面目で責任感が強い
・人目を気にしてビクビク → すぐに視線を察知できる
・マイナス思考が止まらない → 危機察知能力が高い など
不得意や苦手なことは、実は得意なことかもしれません。HSPの看護師が疲れずに働くために、視点を変えて見つめましょう。
看護師の仕事を辞めたいときに準備すべきこと
HSPのあなたが働きやすい医療現場がわかり、「今の職場では難しい」「転職するしかない」と気づき始めている人も多いかもしれませんね。
けれど、衝動的に辞めると、人間関係にひびが入り、あなたが後から悔いることになりかねません。辞めたいと思っているのなら、4つのことを準備しましょう。
- 辛いと感じる仕事環境を理解する
- 自分に合う職場を選ぶ
- 退職のシミュレーションをする
- 言い出せないときには退職のプロの力を借りる
このあと具体例を説明しますね。
辛いと感じる仕事環境を理解する
1つ目は「辛いと感じる仕事環境を理解する」ことです。
あなたが辛いと感じる仕事環境を正確に理解していますか?もし曖昧な場合には、できるだけ細かく紙に書き出してみてください。
・休み時間に悪口大会が始まる職場
・休憩時間がろくにない職場
・時間に追われる職場
・ナースコールが多い職場
・通勤時間が長い職場
・夜勤が多い職場 など
書き出してみることで、あなたが苦痛に感じる原因が視覚的にも理解できますよ。
自分に合う職場を選ぶ
2つ目は「自分に合う職場を選ぶ」ことです。
書き出した用紙を見て、「反対に、どんな職場なら合うのか」と自分に合う職場を考えて、転職の参考にしましょう。
・休み時間に悪口大会が始まる職場 → 一斉休憩のない職場
・休憩時間がろくにない職場 → 多忙な総合病院よりクリニック
・時間に追われる職場 → 多忙な総合病院よりクリニック
・ナースコールが多い職場 → 入院患者のいない医療機関
・通勤時間が長い職場 → 通勤30分圏内の医療機関
・夜勤が多い職場 → 訪問看護 もしくは クリニック など
解決策を書き出すことで、具体的にどのような条件で転職先を探せばいいのか、見当がつきますよ。
退職のシミュレーションをする
3つ目は「退職のシミュレーションをする」ことです。
退職したい今の病院で、どう行動したら辞められそうかを想像してみましょう。
・看護師長に時間を取ってもらう
・退職の申し出をする
・希望の退職日を調整する
・私物を持ち帰る
・退職する など
けれども多忙な病院や人手不足の病院勤務だと「看護師長が時間を取ってくれなさそう」「退職を説得されそう」など、うまくいくイメージがわかないかもしれません。
退職のシミュレーションができない場合には、4つ目の退職のプロの力を借りるとよいでしょう。
言い出せないときには退職のプロの力を借りる
4つ目は「言い出せないときには退職のプロの力を借りる」ことです。
育児代行や家事代行があるように、退職も今は代行会社にお願いできる時代です。言い出せない人は、退職代行サービスにお願いをして、退職完了に導いてもらいましょう。
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HSP看護師に向いている病院を選んで、ストレスフリーになろう
HSPで看護師をしていると、あまりの多忙さや女社会の辛さから辞めたいと思うかもしれません。
けれども感受性豊かなHSPは、怪我や病気で不安定な患者さんに寄り添うことができ、むしろ適性があります。
今の職場で辛いと感じるポイントを洗い出し、次の転職先ではクリニックや訪問看護師など、精神的にもストレスフリーな医療現場を選びましょう。
自力で看護師長に言い出すのが怖い、説得されそうだと感じるのなら、退職代行サービスを使うのも手です。
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